時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

新年の抱負

アルゼンチンのお正月は、1日は祝日ですが2日からはごくごく普通の生活です。一応「feliz año nuevo 新年おめでとう」と挨拶はしますが、普段の「おはよう」と気分的には変わりません。

ずっと(年が改まった気分が出ないなあ)と思ってきましたが、今年ふっと、それは私だけかも知れないと感じました。

私はラテン的にみんなと集まって、飲んで踊って歌って騒いで、と言う事が苦手で出来る限りそう言う場から離れてきました。静かにわんこ達と林の中で過ごすことが好きで、1人でも寂しいと思ったことはありません。でも街に行かないので知らなかっただけで、街の広場ではカウントダウンに人が集まりお祝いをしているそうです。

きっと南半球で生まれ育った人たちは、夏の夜、こうしてみんなで騒ぐことで年越しを感じているのでしょう。

 

夢は言葉にして人に言う方が叶うと言われています。でも数年前、夢を口にすると、それを壊そうと邪魔する人が必ず現れる。その力に支配されて叶わなくなるから、夢は口にしない方がいいと言うことを読みました。

その頃自分に全く自信が無く、自分の夢や希望を口に出す勇気もありませんでしたが、この言葉を知って益々怖くなりました。口にした途端、笑われて馬鹿にされて、お前に出来るわけないと否定されて、夢がどんどん萎んで汚されていく気がしました。

 

でも今は、どんなにけなされて貶されても「あなたはそう思う?ご意見ありがとう。でも私は夢に向かっていくから」と笑って言えるだけ図太くなってきました。

 

2021年の始まりに、習字で今年の目標、叶えていきたい夢を小さい事から大きな事まで書き出しました。やはり夢は声に出していった方が叶う気がします。ですからそれをここにも書きます。

今年の終わりにどれだけの夢が叶い、それをどんな思いで見ているかとても楽しみです。

 

1: バイオトイレ完成。出したものがきちんと大地に還せる様な、客人も使えるような本格的なトイレです。

2: 宿泊施設兼道場の基礎作り。この暮らしを体験したい人が気軽に滞在でき、ヨガなどが出来るスペースのある施設です。

3: もっと熱効率の良い薪ストーブ作り。今ある購入したストーブも気に入っていますが、薪の消費が少し多いので、薪の消費が少なく暖かいストーブ作り。

4: 日本語教室の再開。コロナでやめていましたが、家庭教師的にこじんまりと家庭的な教室の再開。

5: 自然を敬い、自然から学び、ここを愛してくれる仲間が集まること。

6: 焼き物窯焚きワークショップの開催。

7: ブエノス州の友人宅へ行って梅を収穫。本物の梅を使った梅干し作り。ここでは寒くて梅が実りません。

8: 不用品の整理。これは以前日本でブームになった断捨離ですね。

9: 豆腐と味噌をみんなに喜んでもらう。豆腐作り教室、味噌と豆腐の料理教室開催。

10: 階段を1人で降りられる。上を向いて歩ける。走れる。飛び上がれる。

11: 世界の安定と平和。生きとし生けるものすべての健康と平和。これはとても個人的なことで、人それぞれの価値観がありますが、誰もが心から笑える世界です。

12: 少食の実践。う~。これは中々難しいです。

13: 自家菜園の自然農法。簡単そうで難しいですが、3年は収穫が無くても続けます。

 

今年中には実現できなくても、確実に夢に向かって一歩を踏み出して行こうと思います。夢は叶えるためにあるのです。

 

2021年。絶対に有意義で楽しくて面白い一年になります。どんな状況にあっても、幸せは自分の心が決めるのですから。

 

今年もよろしくお願いします。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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帽子をかぶった可愛いリーキの葱坊主

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何の花か分かりますか? 人参です。