時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「エプジェン湖の風」

アルゼンチンではパタゴニア地方の事を「風の国パタゴニア」と言うことがあります。 ここに暮らし始めた当初は初夏に吹く西風の強さに恐怖さえ感じました。 「ごおっ〜」「びゆうう〜」とうなりをあげて風が吹くと、根の脆い枯木や折れやすいポプラ、柳の木…

「アスール渓谷の吊り橋」

リオアスール(蒼い川)はアンデス山脈からエルボルソンの町の脇を抜け、お隣のチュブット州からチリに続くプエロ湖に流れ込む川です。その名の通り川はとても澄んだ碧い色をしています。エルボルソンでは夏はこの川岸で川遊びをする観光客が多くいます。ま…

「ペリートモレノ岳のお正月登山」

パタゴニアの新年は真夏です。しかもクリスマスは盛大に祝いますが、新年は大晦日に明け方まで飲んで騒いで、元旦は皆寝正月でひっそりしています。1日はお休みですが、2日はもう普段と何ら変わらない一日が始まります。ですから「一年の計は元旦にあり」な…