時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

アカゲラからのメッセージを受け取れたということ

「キュイン、キュイン、キュイーン」 弓を引くような乾いた独特な声。続いて「コンコンコン、コーン」と、農場中に響く木をつつく高く澄んだ音。 今年も私の大好きな“アカゲラ”がやって来ました。迷惑だと分かっていても、驚かさない様に気を付けながら、私…

答えは見つからないと言うこと

外はまだ薄暗8時半。たっぷりと時間をかけたマテ茶とパンの朝食を終え、私は日課の手洗い洗濯を始めていました。その時 「おーい。子犬が来てるぞ。」 暢気な夫の声が玄関から聞こえてきました。濡れた手のまま玄関へ行くと、愛犬パク邸(玄関横の茂みに置い…

作る楽しみがあるということ

ぷくっ。ぽくっ。 2日前に仕込んだ「どぶろく」が、元気にかわいい音をさせています。かぶせてある布をそっとめくり、「生きてるんだなあ〜」としみじみ感じながら、飽きずにどぶろくの発酵を見つめます。 私はお酒が飲めません。チョコレートボンボンを食べ…