時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「ラゴプエロ市文化センターの名物小鳥」

一昨年縁あって、お隣の市ラゴプエロの文化センターに焼き物用薪窯作りに行きました。レンガや粘土などの必要材料は揃っていましたが、窯作りはほとんどが夫と私だけの作業でした。その文化センターでは焼き物教室も開かれていたのですが、窯が無く、作品は…

「ラゴプエロの水の流れる木」

「ほら、滝の音がするよ。」 ブエノスアイレスから来た女性を自然国立公園ラゴプエロに案内した時の事です。 アラジャンという名前のサルスベリに似た木が自生する林の遊歩道を散策していたら、彼女が突然その木の幹に耳をつけたのです。 何だろう?と思いな…

「静かなマンソ川」

スペイン語でマンソ(Manso)は「おとなしい、穏やかな」という意味があります。 エルボルソンからバリローチェ方面に国道40号を進み、国境警備隊の検問所を過ぎると直ぐにマンソ村へ向かう砂利道が左に現れます。ここから約35km進むと深く澄んだ緑色のマン…