時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2005/01/22  共に生きるということ

カラカラに空気が乾き、雨の降らないこの季節は冬用の薪の準備に忙しい毎日です。 その日、私と犬の「ぱく」は、いつもの散歩コースを外れ、立ち枯れの木を探しながら林の奥へと進んで行きました。冬には葉を落とすニレも柳も、今はざっしりと葉を付け、林の…

土に還るということ

パタゴニアのこの季節特有の強い西風が吹くと、のうじょう真人のロサモスケータの花びらがヒラヒラと風に舞って飛んで行きます。ハート型のピンクの花びらが大地に舞い落ちるのを見ると、私は4年前、6年ぶりに一時帰国した日本を思い出します。時は4月。校庭…