時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

野草を美味しいと思えるということ

のうじょう真人の自然の恵みは出来るだけ食卓にのせる様にしています。 ネマガリタケの筍、季節のきのこ、野草の葉や新芽、半野生化した菊芋、チヂィビア、コンフリ、チャイブ。 そして、誰もが驚くほど大きく沢山出ているタンポポ。花の酢の物は最高に美味…

自然の恵みを分け合えるということ

「夏も近づく八十八夜〜」 誰も居ないのを確かめて、調子と音程の外れた歌をいい気持ちで歌いながら、初夏、ハッカの新葉を摘み取るのが、昨年までの私の行事でした。 のうじょう真人の西はずれは小さな谷になっていて、小川が流れ、その脇の沼地にハッカの…

自然の営みに参加するということ

のうじょう真人には1ha程のハゲ地がありました。前住人がジャム用木イチゴの栽培の為、全ての木を切りトラクターで耕し、結局果実の値が下がったので、ほったらかしにしていた土地です。木が無いので夏でも霜が降り、地表を覆う緑も無いのでカラカラに乾き「…