時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

夏の終わりに

今年は閏年だったにもかかわらず、2月はあっという間に終わってしまった気がします。

3月お雛祭りも終わってしまいました。

こちらは 早朝は零度近くまで気温が下がる様になりました。

朝の挨拶は「今朝も寒いね」です。

今年は農場イベントはせず、ボランティアとのエコプロジェクトも殆どしませんでした。

唯一、techo vivo 直訳すると 「生きた屋根」を作りました。瓦やトタンの代わりに土を盛り、草やイチゴの苗などを植えるのです。正直、真夏の直射日光の強さ、乾燥などを考えると、植えられた植物が可哀想だし、屋根の上の水やりも私の体調では不可能だしで、いまいち乗り気ではありませんでしたが、経費を考えると一番安いし、ボランティア募集でのエコプロジェクトとして記載できるしという、結構不純な動機で計画しました。

幸いその時はやる気のある元気なボランティアさんが3人いたので、私はただ、「凄い、凄い」と側で見ているだけでした。

まだ露天風呂側の屋根が出来ておらず完成ではありません。友人に3月中に作ってもらう予定です。完成したらInstagramにアップしますのでご覧ください。

土曜日はプラムでの梅干し作り講習会を開催します。これは我が家の豊作プラムで参加者さんと一緒に作っていこうと思います

毎年自家用に作っていたのですが、発酵食ブームで梅干し作りの質問が来る様になって、それなら実演で参加型の講習会にしたらいいんじゃないかと思ったのです。

塩と容器は持参してもらって、参加費無料です。Instagramにアップしたら数時間で6人が申し込んできました。

当日、プラムが熟し過ぎず、固過ぎずの良い塩梅でいてくれると良いのですが、こればかりは私の意思ではどうにもなりません。

先週は6年ぶりにブエノスアイレスから友人2人が遊びに来てくれました。2人とも私より年上。それなのに80歳の彼女は、平衡感覚が失われてフラフラの私の腕を組んで歩いてくれ、65才の彼女は薪切りをしてくれました。私が驚く程社交的で明るくなっていたと、安心して楽しんで帰って行きました。私も数字の上だけの年齢を跳ね返して、彼女たちの様に明るく元気に過ごそうと思いました。でもお互いに、「いつか」という言葉は自分達には無いんだと感じていて、来年またねと約束しました。

今、本当に心から、ここで生きている不思議と喜びと感謝幸せを噛み締めています。

ありがとう農場インスタグラムです

もしよろしければご覧ください

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