時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

「図書館 ビブリオテカ」

8月の末に雪が降り、9月になっても粉雪の舞う寒い日がありましたが、ここ数日日中は春を感じさせる暖かな日が続いています。
我が家では水仙の蕾もまだ固く果樹も冬眠中ですが、標高が200m低いエルボルソンの町では梅の花が満開です。
さて今回は町の図書館を紹介します。
場所は町のほぼ中央、メイン通りの郵便局の隣にありとても分かりやすいです。
開館時間は月曜日から金曜日までで、朝9時から午後6時までです。土日が休館なのはちょっと不便ですが、誰でも利用できます。本を借りるには会員にならなければなりませんが、館内での閲覧は自由です。日本の図書館に比べると悲しいくらい小さく設備も整っていませんが、年々充実していく様がいじらしいです。
私は本を借りたり調べ物をすることには利用しませんが、(何と言ってもスペイン語が驚く程出来ませんから)無料WiFiを利用しに行きます。
他の場所でWiFiを利用しようと思ったら、最低でもコーヒー代が必要です。しかも周りがワイワイガヤガヤうるさく落ち着きません。でも図書館は静かで、机もちゃんとあります。ただスカイプなどの電話は周りの迷惑になるので出来ません。
エルボルソンの町のネット事情は日本では想像も出来ない程回線が遅いそうです。時々は接続が出来ない日もあります。
特に学校の終わる午後2時前後からは、みんながPCを使うので途端に遅くなります。ですから朝早く利用するのがコツです。
私は開館と同時に利用しています。
この回線速度はエルボルソンの町何処でも殆ど同じで、午後から、つまり利用者が増えると遅くなります。重要な要件がある時はなるべく朝早く利用する事をお勧めします。
今の時代、ネットから離れて暮らすのはちょっと難しいと思いますが、でも折角日本から遠いアルゼンチン パタゴニアに来たのですから、たまにはそういう事から離れ、のんびり過ごしてみて下さい。