時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

素晴らしかった。私の2019年。

この時期は、誰もが思う事。

「早いなあ!もう今年も僅かなんだ。」

 

クリスマスがもう直ぐそこです。

アルゼンチンではクリスマス25日は国民の祝日です。祝日ですが、少なくとも私の住む町では日本の様なお祭り騒ぎはありません。

プレゼント交換をしたりご馳走を作ったりしますが、日本みたいに商業ベースに乗せられ、町中クリスマスソングが流れたり、ギラギラの飾り付けがあったり、サンタクロースがあちらにもこちらにもいたりしません。

クリスマスは家族で過ごす日となっています。

質素なツリーと、写真の様なキリスト誕生を表したペセブレと呼ばれる飾り付けをします。

大人でも誕生日はホームパーティを開いて友人とワイワイ騒ぐのが好きですが、クリスマスイブは家族が集まる大切な日で、友人達を集めて騒ぐ事はあまりしません。

と言っても、音楽かけて大騒ぎはしますが。

イブの夜に1人なんて寂しすぎると思われがちですが、私はパーティも夜も苦手で、家で犬や猫といつもと変わらず過ごしたいし、それを少しも寂しいとは思いません。

そのかわり友人達がクリスマス前後はお昼を招待してくれます

ありがたいことです

 

今回が2019年最後の配信になるかと思います。

多くの別れと出会いのあった年でした。

「私はここで生きているんだ。これからも生きていくんだ。」と強く強く思った年でした。

そして変化は恐れるものじゃないな、何とかなるし何とかしていくし、それが自分を大きく成長させ、人生を面白くさせてくれていると実感しました。

ずっと自分に自信がなかったけれど、今は自分がどんどん好きになっているし、自信を持てる様にもなりました。

失敗や間違いはいっぱいするけれど、その時できる最善を尽くしたんだから後悔はしていません。

 

ルピナスエニシダが種になり始めています。

バラの花は散り始めましたが、ローズヒップの花が満開です。

アマンカイや弟切草が咲き始めました。

私の周りの季節が巡っています。当たり前のことが涙が出るほど美しく嬉しいです。

 

全ての事に、全ての人に。

「ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願います。」

 

 

 

 

 

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