時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

みがく感性

気が付いていらっしゃる方もいるかもしれませんが、ブログの更新を自分でやるようになりました。今まで10年近く、チリパタゴニア公認ガイドの方が、超ご多忙にもかかわらず、ずっと無償で代行更新をしてくださっていました。でも流石に難しくなってきて、私も何時迄も好意に甘えていてはいかん!と気付き(遅すぎますが)、自分でやるようになりました。
ブログの更新なんて誰でも出来ることのはずなのに…難しいです。
前回は記事の重ね書きをして、前々回の記事を消してしまったし、写真のアップがどうしても今まで通りに出来ないのです。そしてこんな面倒なことを、毎回やって下さっていたHさんに本当に頭が下がりました。
家にネット接続がないので、日本語教室のある月曜と木曜に、わずかな時間を見つけてやるのですが、ネットの接続速度が異常に遅いことや、元来せっかちで慌てん坊でコンピュータの前では何故か何時も緊張をしている私は、人が当たり前にできることがなかなか出来ません。
それでも少しずつ前進しているのが分かり、嬉しいものです。
失敗しながらも、楽しんでこれからも更新続けて行きます。

寒い寒いと思っていましたが、猫柳の花に蜜蜂がやって来て、クロッカスの花が咲いていました。寝坊の花(名前が分からないのでそう呼んでいます)の芽も出て来ています。
春から初夏まで吹き荒れるアンデスおろしの風も始まりました。
そしてよーく見ると、木瓜も、ライラックも、蕾が膨らみ始めています。
天気のいい日、耳をすますとアカゲラの子供達の甲高い鳴き声も聞こえます。

心を塞いで家に閉じこもっていたら春の便りを見逃すところでした。
わたしの周りに溢れているささやかな自然。どんな時でもいつでも、小さな自然の声を受け止められる感性を磨いていきたいと思いました。