時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

「アルゼンチンのお金」

アルゼンチンのお金の単位は「ペソ」です。写真にあるように「100ペソ」 「50ペソ」「20ペソ」「10ペソ」「5ペソ」「2ペソ」の紙幣と、「1ペソ」「50センターボ」「25センターボ」「10センター ボ」「5センターボ」「1センターボ」の硬貨があります。ただ1センターボ硬貨は地方ではめったにお目にかかれませんし、5センターボも あまりありません。おつりは四捨五入で返って来ることが多いですが、時々は切り捨てだったり、硬貨でなく飴玉だったりします。この飴玉お つりははっきり言って迷惑です。おいしい飴は高いのでおつりにならず、ばら売りの合成着色料たっぷりの甘ったるい飴だからです。それでも おつりを断る事はしない私は「要りません」とは絶対言わずに受け取ります。

ケチな私は切り捨てられたおつりが1センターボだって損した気になるので、 自分が損をしない支払いに気を配っています。例えば、○ペソ24センターボの時は、25センターボと切り上げられてしまうことが多いの で、例え25センターボ持っていても出さず、20センターボ出します。さすがにお店の人も「4センターボ不足だ」とは言いません。

50センターボと25センターボ、10センターボと5センターボは良く似て いますから、間違えないようにしましょう。
小銭はいつも不足気味です。近郊のバス料金やチップに必要なので、財布がか さ張り重くなりますが、持っていると便利です。

私が南米へ来て最初に驚いたことが「紙幣の汚さ」です。しわしわよれよれは 当たり前、落書きあり、破れてセロテープで貼り付けたものありで、こんなにお金を粗末に扱っていいの?とがっかりしました。時々びっくり するくらい汚いお札でおつりが来ますが、あまり汚いと都会では受け取り拒否がありますので、変えて貰うか、すぐに使うかしてブエノスやほ かの都市には持っていかない方が良いです。また、偽札もかなり出回っています。当たり前ですが普通の人ではなかなか見分けがつきません。 100ペソや50ペソはここエルボルソンでもお店の人が受け取るときに偽札チェックしますので、換金は信用できる銀行やホテルでして下さい。

でもアルゼンチンを旅行する方は私と違い極貧ではないし、ここまでケチ根性 もないでしょうから、こんな細かい小銭勘定に神経を使うより、もっとおおらかにのんびり買い物を楽しんで頂く方が良いですね・・・。それ に今では殆どがカード支払いでしょうから、現金のお話なんてあまり関係ない話題だったかもしれませんね・・・。