時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

どこへ行った!私の免疫力

あなたの長所は何ですか?

若い頃から一番苦手な質問でした。

特技もなく、続けている趣味もなく、目立った才能も何も無く、根暗でいじけた私は、自分の長所 なんて有りはしないと決めていました。

ですから履歴書など書かなければいけない時、「体が丈夫で力持ち」と記していました。健康と書くと、心身ともに朗らかと言うイメージでそれは嘘になるなと 思って書けませんでした。

実際若い頃から 免疫力が強く、寝込むような病気をした事はありませんでしたし、酪農家で働いていた頃は30kgの飼料袋など、難なく運んでいました。

パタゴニアに来てからは、偏頭痛も鼻炎も無くなり、丈夫な体に益々磨きがかかりました。

 

ところが、1月5日に冷たい雨が降り気温が一気に下がった日、大風邪を引いてしまいました。毎朝3:30に起きて3回豆腐を作るのですが、頭痛と発熱のだるさとで続けられなくなり、初めて豆腐作りを放棄して寝床に戻りました。

8:00には空気を読まない我が家のワンコたちが お腹すいたと騒ぎ出したので、根性で起き出しご飯をあげました。6日の土曜日は日系会の新年会。餅つきをする約束をしていたので、具合が悪いからと休むわけにはいきませんでした。幸い日系人 日本人のボランティアが居てくれたので、車の運転だけして会場まで臼と杵を運び、後は全てお任せしました。

持ち寄りでご馳走が並んでいましたが、卑しい私が、何も口にすることが出来ませんでした。

みんなが餅つきをしたり、会食をしながら話したりしていても、家のソファでぐったりと休んでいました。

餅つきは思いのほか喜んでもらえて、良かったです。くるみあん、あずきあん、黒ごまあん、海苔と醤油などを用意してくれたお陰で、2キロ用意したもち米も、結局残らずみんなの胃袋の中へ収まりました。

 

あれから1週間近く、体調は相変わらずです。今は咳と鼻水がひどく、これは回復への兆候だと勝手に決めています。

豆腐作りをしながら、マテ茶を飲むのが毎朝の習慣でした。「マテが今日も美味しい」が私の健康バロメーター。具合が悪くなると、美味しいどころか、飲む気力も失せます。

今はまだ飲む気が起こりません。

一日15時間近くは寝ています。

 

唯一の長所 体が丈夫が危うくなってしまったけれど、ひょっとすると、まだ私の気づかない本当の長所が現れて来ているのかもしれません。

無理せず焦らず不安にならずに、私のペースで進んでいこうと思います。

 

 

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