時子のパタゴニア便り

1994年パタゴニア アンデス山脈の麓の村の5’5ヘクタールの土地に移住。ささやかな自然との暮らしの中で感じた事を書いていきます。

「パタゴニアで和菓子作りに挑戦中」

4月に行われるお隣の町のお祭り、日本代表として参加させて頂いている「民族祭」
このブログでも何度か紹介させて頂きました。
毎年参加国も、来るお客さんも多くなって大盛況です。
そして今年は冬にも何か民族祭りをしようという話が盛り上がって、8月19日日曜日に、今度は「民族甘い物処」の小さなイベントが行われる事 になりました。
もちろん日本代表として参加表明しました。私みたいな料理下手が良いのかなあ・・・という思いはありますが、私が参加しなければ、日本代表と して出る日本人、日系人の方はいません。(みなさんお忙しいので仕方ありません)。それに人前に出るのは嫌いなくせに、そういう事は結構好き で、日本をもっと知って欲しいと思う私の性格もあります。
さて、勇んで参加表明したのは良いのですが・・・具体的に何を作ろうか?と悩んでいます。
上新粉、餅粉、白玉粉・・・もちろん手に入りません。
水につけた米をすり鉢ですって上新粉もどきを作り、みたらし団子を。もち粉の代わりにマンジョウカのでんぷん粉と小麦粉で大福もどきを。アズ キは超高級品なので、自家製ソラマメでようかんを。さつまいもを買ってきて私の地元のお菓子 鬼まんじゅうを。麹を作って甘酒を。
今試行錯誤しながら試作品を作っています。自分では結構美味しいと思うのですが、何と言っても日本をはなれ19年。和菓子をずっと口にしてい ないので、口が肥えるの反対・・口が痩せて何を作っても食べても美味しいと感じるようになっているのかもしれません。
しかも和菓子のもちもち感、私は大好きですが、こちらの人には受けそうもありません。
無難にどら焼きやカステラでも良いのですが、この機会に日本的なお菓子も紹介したいと力んでしまいます。
まだ少し時間があります。調べて工夫して、こちらの人が知らない和菓子の美味しさ、繊細さ、上品さを少しでも伝えられたらいいなあと思ってい ます。
私でもパタゴニアでも作れそうなアイデアあればぜひご教授下さい。

玄関横のぼけの花がつぼみになっていました。
まだまだ寒い毎日ですが、春は確実にやってきているようです。